1950-03-22 第7回国会 衆議院 農林委員会 第16号
○矢野説明員 ただいまみそ、しようゆの統制のことについて伺いましたが、これは公団方式をとりました当時と比べますと、最近の需給の状況は非常に緩和いたしまして、公団の方式による必要を認めない。但し統制撤廃はまだ少し懸念があるというので、公団からはずしまして、一本で統制して行く。砂糖と油糧を一緒にする点につきましては、なるほど御説のように統合に伴う混乱というものも生ずるかとも存じますが、砂糖だけを一本に残
○矢野説明員 ただいまみそ、しようゆの統制のことについて伺いましたが、これは公団方式をとりました当時と比べますと、最近の需給の状況は非常に緩和いたしまして、公団の方式による必要を認めない。但し統制撤廃はまだ少し懸念があるというので、公団からはずしまして、一本で統制して行く。砂糖と油糧を一緒にする点につきましては、なるほど御説のように統合に伴う混乱というものも生ずるかとも存じますが、砂糖だけを一本に残
○矢野説明員 ただいま御質問ございました食料品配給公団をそのまま存置して置いたらいいじやないか。みそ、しようゆの統制も必ずしも予定通り撤廃まで行つておらぬというお話、確かに、みそ、しようゆの原料が、一ころのように必ずしも楽観を許しません。そのためには統制撤廃というまでには困難がございますが、しかしただいまの計画におきましても、大体戰前の七割ないし八割程度の生産があがりまして、公団によりまする一手買取
○矢野説明員 お答え申し上げます。実は特別会計で油糧並びに砂糖を扱うという問題は、先ほど東畑政府委員から御説明のありましたように、食糧特別会計が元来主食の需給調整をやるという本来の性質を持つているという点からも、砂糖、油糧というものは主食と別の性格を持つている。たとえば国際的な商品であるとかというような面から、性質上おもしろくないではないかという点が一つ。それから砂糖並びに油糧につきましては、特別の
○説明員(矢野外生君) 大豆が三十五万トン入ることに、只今まだ確定いたしておりませんが、その配分計画を今安本で立てておりますが、輸入大豆は一応これを搾油いたしまして、油を取り、その粕を、粕と申しますか、脱脂した大豆を醤油、味噌の方に廻し、同時に今年から、そういうことになりますと、豆腐とか或いは納豆、そういうものが今まで出ておりませんから、そういうものにもそれに応じて出そうということを考えております。
○説明員(矢野外生君) 実は日本の油脂資源というものが非常に逼迫しておりまして、戰前は満洲方面から七、八十万トンという大豆が参つておりましたが、それが途絶えて、我が国で自給はならんので、実際に大豆の生産は落ちておる、落ちているが、この油脂の逼迫しておるのを緩和する意味から、大豆増産をせねばどうしてもならんと、そういう意味から大豆増産の予算というものを出したのでありまするが、その予算が通過いたしませんために
○説明員(矢野外生君) 実は只今の御説明の大豆協会に対する増産奨励金の問題でございますけれども、公団法によりますると、公団はその業務といたしまして、油糧の一手買取り、一手売渡し、或いは油糧の輸送、保管、検査、そういうものがございまして、同時にそれに附帶する業務というものを公団でやることができる。大豆の増産ということは、結局買取或は販売、極めて関連の多い性質のことでありまするので、その増産の奨励をするということも
○説明員(矢野外生君) 主として価格の値上りいたしましたのは、昨年度におきましては、輸入の為替レートが油糧につきましては大体平均百五十円程度でございましたのが、今回為替の單一レートの三百六十円になりました、そういう関係で、而も油脂というものは国外からの輸入に俟つ点が多いのでありまして、そういう為替レートの変更に伴いまして、大体価格というものが、先づ種々いろいろの物資がございますが、平均いたしまして油脂
○説明員(矢野外生君) 御説明申上げます。実は従来油糧公団の基本金は、今年の三月までは主として什器備品というようなものに充てておつたのでありまするが、その後運転資金は借入金によつて賄うべきでない、正当の運転資金は自己資金によつて賄うべきであるという方針になりまして、実は五月になりまして、十五億の増加をいたしまして、今回更に十億余の増加をいたすことになつたのであります。その理由といたしましては、二十四年度
○矢野説明員 お答えいたします。その通りでございます。一応の供出量というものを定めまして、それ以上の超過分につきましては、麦との代替を認めるということにいたしております。
○矢野説明員 ただいま申されました通り、油脂資源が非常に逼迫しておりまして、国内油脂の増産をはからねばならぬことは、私たちも常に考えております。ただいま例に引かれました菜種につきましても、従来は御説の通りいろいろ矛盾がございましたが、今回菜種の供出制度につきましてもかえまして、従来は全量の供出制度をとつておりましたのを、今後は麦等の代替供出をする、いわゆる適地適作主義によりまして、小麦にいい所は小麦
○矢野説明員 御説明申し上げます。本年度におきましては、国内産の油糧を五万一千五百五十トン、買上げてございます。輸入は油脂に換算いたしまして六万七千四百八トンというものが外国から入ります。油脂全体として原料につきましては今ちよつと調べておりませんから、あとで御報告申し上げます。
○矢野説明員 公団の経理に対する農林省の監督いかんという御質問でございましたが、従来から公団の経理につきましていろいろのお話もありましたので、農林省といたしましては、食糧全体に対する監査を強化するという意味から監査課をつくりまして、それによつて実は公団の経理は、正規には会計検査院でやることになつておりますが、それと別個に監査課を設けて、在庫調査なり、あるいは従来いろいろ言われておる点につきまして、本年
○矢野説明員 委員長の要求によりまして、食料品配給公団の現況について御説明申し上げます。 食料品配給公団は、国民の生活必需物資たるみそ、しようゆ、砂糖、乳製品というものを現在一手買収、一手販売の形式で取扱つているのであります。従来はカン詰、味の素というようなものを取扱つておりましたが、これはこの六月から取扱い物資からはずしまして、現在食料品配給公団では、カン詰の清算的な事務を取扱つているわけであります
○矢野説明員 食糧管理特別会計の支拂い状況につきまして御説明申し上げます。 食糧管理特別会計におきましては、米麦その他主要食糧の買入れ代金それから米麦の加工賃、保管料、輸送賃、そういうものを支拂つておるわけでありますが、昨年度における予算が二千六百九十二億でありまして、米麦その他主要食糧の買入れ代金が二千四百十四億円ございます。その主要食糧の買入れ代金の支拂い実績は、ただいまお手元に差上げてあります